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〜高級感あるボンチャイナを質感そのままにニューボンという市場を広げる〜
発祥の地の英国から全世界に広がったボンチャイナは優雅な気品ある質感をもっている。これに類似した質感を出そうと開発されたものがニューボンという磁器である。伝統あるボンチャイナの歴史と一般市場への拡大を狙う業者のもくろみ。ここに両者を比較してみたいと思います。 |
比較 | ボンチャイナ | ニューボン |
市場 | ホテル、レストラン、王室関係 | 一般市場、ギフト関係 |
価格 | 高価 | 比較的安価 |
表面強度 | 弱い | 強い |
原料 | 骨灰(牛骨)45%を中心に、長石、陶石、カオリン、蛙目粘土など | カオリン、陶石、セリサイト粘土、長石、リン酸カルシウムなど |
釉薬 | フリット釉、フリット60%以上含有 | 長石、カオリン、炭酸バリウムなど |
焼成 | 1,230〜1280℃完全酸化焼成で締め焼きをして、施釉して1100℃で釉焼き。2度焼き。 | 素焼き素地に1,200〜1230℃で酸化焼成。1度焼き。 |
発祥 | 英国(基礎研究中心) | 日本(後追い類似品) |